2018春 里山ヨバレを開催しました。

5月12日(土)~13日(日) 天領庄屋中谷家および黒川地区にて

今年で5年目を迎えた春の里山ヨバレ。東京および金沢からの参加者は過去最多の20名!そして石川県高等専門学校の皆さんも加わり、田植えを中心としたイベントを行いました。

今年の田んぼは中谷家の目の前。約1.7反(1700㎡)の大きな田んぼを手植えのみで2時間30分かけて完了しました。秋までの元気な成長を祈りつつ、次回は9月の稲刈りイベントです。

初日のスタートは当目地区にある旧当目小学校跡の「里山稲作農林資料館」へ。廃校校舎の活用と農業文化の継承を目的に「当目 夢を語る会」が管理運営しています。

語る会事務局の修田さんの案内により、農村の生活や文化、農作業の歴史などについてお話を聞きました。貴重な展示品がたくさんあり、時代を超えて残していきたいものです。

中谷家で手打ちそばのランチを済ませた後、いよいよ田んぼの前に集合。準備は万端、やる気も満タンです!

曇り時々晴れのほどよい気候の中、約30名で田植え作業がスタート。線引き用の木枠をコロコロころがす役目はなかなか大変。そのあとを一列になって苗を植えていきます。

田植え機が直前に故障した?こともあり、今年は最後まで手作業のみで完成。途中休憩をはさんで約2時間半の長丁場でした。中谷家をバックに記念写真。

夜はお待ちかねのヨバレ宴会。黒川創生会会長の首田さんの発声で乾杯!

採れたてのタケノコ、山菜、野菜、そしてお刺身、能登豚、イノシシ汁などなど。美味しいお料理と能登の地酒を味わいました。

 

宴の中盤で恒例の「ひとことあいさつ」。東京からの常連メンバーは近況報告、初参加の人は自己紹介。

地元側のトリは中谷さんご夫婦。ご当主は酔いもあってか上機嫌です。当主の重圧に耐えられるのは奥様の支えがあってこそでしょう。

 

 

今回は出産で参加できなかった東京メンバーからのビデオレター上映もあり、盛り上がって終宴。

 

いつもどおり囲炉裏部屋で二次会でした。

二日目はあいにくの雨模様。

しかし瑞々しい庭はいつも以上に美しい!座敷部屋から縁側沿いにお庭を眺めながら、和菓子とお茶で心癒される贅沢な時間を過ごしました。

 

千枚田や塩田の見学・体験ツアーは雨のため中止し、のんびりランチの後は能登の伝統「キリコ」を輪島で見学。その後、能登空港から帰路へ。のはずでしたが、視界不良でまさかの欠航になり、バスで金沢経由新幹線で東京へ。

参加者の皆さん、お疲れ様でした!

静けさが戻った黒川の里山風景。水が張られた田んぼは輝いています。

 

夏にかけては黒川の人々が稲を管理してくれます。きっとスクスクと成長するでしょう。黄金色に輝く秋が待ち遠しいですね。